人はそれを宝物と呼ぶ

おおよそ30年前、そのアートワークを見た瞬間にビリビリと震えが来たのを覚えています。
当時はアナログ盤でって感覚がなくて、CD盤を購入したのですが、それも今は実家にでもあるのかしら。どうかしら。

そんなことも久しく忘れていたのですが、ついこの間フラッと入ったリサイクルショップでこれを見つけた瞬間、あのときと全く同じビリビリが全身を駆け抜けたんだった。

大好きなんですよ、このジャケット。
随分前に、国分寺のレコード屋で壁に飾られているのを見つけたのですが、なんだか凄く高価で手が出せなかったんです。
それがいきなり目の前に現れ、しかも当時の定価以下の1000円だったのだから、人生って面白い。
私は迷わずゲットしたのでした。

で、これまた面白いのが、正直このアルバムに収められている曲があんまり好きじゃないっつーところ。
スカパラもケン・イシイも好きなんですが、このアレンジは私のツボには入らなかったんです。

ただただ、この大友克洋先生が描いたアートワークがひたすらカッコいい。
なんなんでしょうね、この凄まじい魅力。
ってことでビシリとフレームインして飾ることにしました。
これを観るたびに、フワッと少年時代に戻るような感覚を味わえるわけです。
最高じゃないですか。

多分、こういうもの。
こういう感覚。
こういう体験のことを宝物と呼ぶのだと思います。
何人たりとも侵害させぬマイサンクチュアリなわけです。

股旅。

IF IT’S TOO LOUD YOU’RE TOO OLD

これは息子のギターにさりげなく貼られているステッカーに記された言葉。

「もし、それをうるさく感じるなら、キミは年をとり過ぎたってことさ……」

ってなニュアンスの意味になるのかな。

うむ、なかなかドキリとさせるね。

日々、12歳息子が奏でる音。エブリデイ、息子が愛聴する音楽たちがともかくやかましい。数曲だったらノリノリで聴けるのだが、だんだんワンワンうるさく感じ始めてしまうのだ。

かつては私もノイジーな爆音ミュージックをエンドレスネームレスに聴けたはずなのだが、いつの間にやら辛い、何しろキツい。

つまり、私も年をとり過ぎてしまったってことなのだね。あゝ痛感。

でも、これでいいのだ。むしろ、こうなったことを喜ぼう。な、そうだよな。

出来たら、耳触りの良い心地良いチルな音でよろしく願いたいものだ。優しく包んで癒してくれる音が良い。もちろん、たまには激しいのも最高だ。

一切、うるさい音楽をシャットアウトはしないままでいたい。それはもうベリー最高にちょうどいいバランスで。

ルミニアーズの四年ぶりの来日公演が決まった。もちろん抽選申込をした。数少ない必ずリリース日にアルバムを買っているアーティストだからね。当たれ当たれ〜

何かが変わりそうで眠れない夜

つい先日更地にされた広い土地が近所にある。

きっと分譲されて、家が何軒か建つんだろうなと思ってたら、今日幾人かの市職員が来て重機で土を掘り起こしていた。

これはアレだ。

昨年、我が家の近くで縄文時代の遺構が出土したのだが、ここでもまた出るかもってことで調査しているのだろう。

ここ最近、我が家周辺は開発する際に遺構調査が義務づけられていると聞いたからね。

うちを建てた10年前には、そんな決まりはなかったのか。
それとも、既に調査が終わってたのかもしれないが、この辺りに縄文人が生活してたのは確かだし、もしかしたら我が家の下にも何かが埋まっているのかもしんまい。

一、二万年前、ここに人々の営みがあったのか……
嗚呼、ロマンチックでスペクタクル。

と言うことはだ。

ここはきっと安全な場所なのだろう。
そんな昔の遺構がちょっと掘れば出てくるっつーことは、大きな地盤の揺れがなかったってことか。

大雨を降らせる雨雲、雪を降らせる雪雲も、ここをちょっと避けてくれてる感がある。
狭山丘陵の恵みなのかしらん。
ヘビもよく遭遇するしね。
(蛇は臆病だから安全な地を好むらしい)
そりゃトトロもいるよねってわけである。

以上! 

ありがとうございます

2025年 6月16日

本日、爆発的にさりげなく DOODLIN’ BARBER SHOP は、所沢市三ヶ島に移転してジャスト10年となりました。

これもひとえに、お客様方 & 大切な友人たち & 家族のお力添えのおかげと、海よりも深く感謝しております
ありがとうございます!

今後ともご支援とご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

DOODLIN’ BARBER SHOP 店主 高崎哲平 拝

タイミング

開店から21年間 愛用してきた仕事用のワゴンがとうとう壊れてしまいました。

数ヶ月前にはタオルスチーマーが、つい先週にはトリマーがゴートゥーヘヴン。
こういうのって何故だか重なるし続きますよね。

で、このレッドワゴンを新調したわけですが、これがすこぶる良い。
その存在感が好き。
良い買い物をさせていただきました。

と同時に、奥にしまってたヘミングウェイのポスターも飾ってみました。
さらにレコードプレイヤーを照らしていたエジソンバルブの照明もカムバック。
うむ、いい感じ。

きっと、しまっていた間に熟成されたのではないだろうか。
林先生は「いつやる?今でしょ!」と叫びましたが、私は逆もまたあると思うのです。

「いつやる?今じゃないでしょ!」

この見極めも出来たら、より良い人生になるのでは?と思うのです。

息子にせがまれて抽選に応募していた FOO FIGHTERS @ さいたまスーパーアリーナの来日公演チケット。
今さっき、当選の連絡をいただき身が引き締まる思いに包まれております。

息子は初めての大箱LIVE。
私にとっても、かなり久しぶりのLIVEになるので、今からちょっと緊張しております。

股旅。