音楽を友に 音楽と共に

振り返ってみればですね。もう随分と長いこと、子供の頃からずっと音楽が好きだよなオレ……と思ったのです。

それで、その音楽に対する想いがね、ずっと衰えてないんですよね。ピーンと張りっぱなしな感じで。


なんかそれがね。自分史的に、とんでもなく大きいことのような気がしましてね。だって、他にそういう物事がないんですもの。ずーっと変わらず熱中している物事が音楽以外にないんですよ。映画も本も好きですけど、それらはちょいちょいサボっているんですよね。

でも、音楽はサボったことないんですよ。

これホントに。胸を張って言えますけど。

ココでね、阿呆みたいにポジティブに考えてみると、そういうものを見つけられたってとても幸福なんじゃないかと。誰かと比べてどうとかじゃないんですよ。

かつては、手前勝手にコンプレックス抱いちゃったりしてましたが、もう今となってはね。ワッハッハだなと。

音楽がずーっと好きでワッハッハッハだなと。

欲を言えば、もう一個ぐらい見つけたいんですよね。家族ってのもアリですが、それは当たり前じゃないかと。
だからね。もう一個何かないですかね。今からでも間に合う何か。


それを探す余生になりそうです。

素敵なお知らせ

おはようございます😃
二年ぶりになりますか。数多のありがたきご要望にお応えして DOODLIN’ BARBER SHOP 12oz SWEAT を作ることになりました。


トロピカリズモたっぷりなジャマイカの7inchレーベルにありそうなイメージで長友くんにデザインしていただきました。相変わらず、いい塩梅の脱力感、音楽を感じさせてくれております。

今夏にリリースしたDOODLIN Tシャツで好評だったオープンエンド糸使用のボディをナイスチョイス。(ザラ感のあるざっくりした風合い、乾いた硬い肌ざわりの厚手生地。アメリカ製の持つあのいい感じをイメージしていただければ)
でも、そうするとホワイト、ブラック、ディープネイビー、グレーの4色しかなくて、だったら極々シンプルな定番配色にしようと相成りまして、そうなるとむしろ「これがいいんじゃない!」と

ホワイト×グレー

ブラック×オフホワイト

ディープネイビー×オフホワイト

グレー×ブラック

の4色展開にいたしました。

当初は、クルーネックのみで作るつもりだったのですが、パーカーで欲しいって方々が続出したので、パーカーでも作ることにしました。
ホワイトも、スウェットであまり見ないからなしかなぁと思っていたのですが、だからこそ作ろうと。

なんだか新鮮です。

クルーネックは¥7500。プルオーバーパーカは¥8500。サイズ展開は、S〜XXL。XL 以上は受注生産となります。
年内に間に合わせたいのでご注文ご予約はお早めに。よろしくお願い致します。(キッズも作ります。それはまた後ほど。)

今日も流れ転がっている

来春に医療施設を開院予定のお客さんに 、
“待合で流す音楽を選曲していただきたい”
とのオファーを
“もちろん仕事として”
と有難い御言葉とともにいただきました。これは自分が今までやってきたこと、続けてきたことの一つの成果ではないかと。光栄至極なのであります。

二十年来のお付き合いになるお客さんからの要望。感謝の気持ちを込めまくって選曲したい。大まかなイメージも頂戴しました。

ふむ、なるほど。インストのみですか。おおよそ三時間分ですね。院長の音楽の好みも熟知しているつもりだ。よし、何とかなりそうだ。もちろん、音楽好きだけが唸るようなものではダメだ。普段、音楽に耳を傾けないような方々の心が和むような、気持ちが緩むような、そんな選曲を心がけなくてはな。

待合室で流す音楽にこだわりを持つ医療施設。コレは圧倒的個性の一つになると思うのです。きっと在り来たりの医院ではなくなることでしょう。頑張っちゃうぞ。いや、ほどほどに力を抜いて、さらりとやってのけよう。これもまた、私の仕事である。ググッと静かに燃えているのである。

《余談》
今朝、ふと宮本輝が自身のライフワーク的作品である『流転の海』の主人公 松坂熊吾(作者の父がモデル)が息子に言って聞かせる “人生にとって大事なこと” を思い出したのです。
以下がその六つ。

「約束は守らにゃあいけん」
「丁寧な言葉を正しく喋れにゃあいけん」
「弱いものをいじめちゃあいけん」
「自尊心より大切なものを持って生きにゃあいけん」
「女とケンカをしちゃあいけん」
「なにがどうなろうと、たいしたことはあらせん」

何だかとても響きましたね。借り物の言葉になりますが、私も息子に伝えたいなと思ったのでした。

股旅。

生活とは

今朝、父の髪を切りに実家へ行ってきた。毎度思うのだが、老いた父の身だしなみを整えてあげられるってのはイイもんだなと。


私が好きな小説『漂流』(吉村昭著)で、過酷な漂流生活の果てにやっと生還出来るとなったとき、皆で髪を整え合う場面があったが、髪を切り身だしなみを整えるという行為は生活の中での最低限の「礼儀」だなと思うのである。


父が「オレはもう髪なんてどうなってもイイ。そんなの誰も見ないし、気にしないし、適当でイイんだ!」となってしまったら、それはもう人と人とが向き合い生き合う生活を放棄したことになるのではないかと。


そうならないように私は父の髪を切るのである。放っておいたら伸び放題にしかねないのでね。父にはまだまだ「生活」を棄てないで欲しいからだ。


なんてことを思いつつカットし終えると、これもまたいつものことなのだが父の写真を撮る。


「良い遺影を撮っておかないとね!」


と言ったら、父はクシャクシャの顔で笑った。大丈夫、まだジョークは通じる。ユーモアを無くすこともまた「生活」を放棄することになると思うのである。だから、私は父に会うたび、しょうもない冗談で少しでも笑えるようにしている。


「不謹慎だ!」


ともしかしたら賢い貴方が怒り出すかも知れないようなことも言っている。でもイイじゃん。

父が笑っているなら、イイじゃんイイじゃん。

『遺影』は “YEAH!” だ。


KIRINJI のニューアルバムが良い。自分の周囲を取り囲む「生活」を自分が意図するようなものに変えてくれるような魔力のあるアルバムだと思う。


今更ながら『さらば雑司ヶ谷』(樋口毅宏 著)を読んでいる。著者は私と同いどし。池袋周辺のあの頃のあの空気感を共有しているなと感じる箇所が多数。それを嫉妬と嫌悪が入混じった感情を抱きつつ読み進めている。これは途中で投げ出してはいけないなと自分に言い聞かせて読んでいる。面白くないことはない。

では股旅。

今までもこれからも

このアルバム。オリジナル版の発売が1991年の3月ですって。ということは、私の二年目の浪人生活が確定して愕然としてた頃ってことか。


その割には、このアルバムのイメージがキラキラしているのは何でだろう。それは私がまだ十九歳だったからなのかな。二浪突入に落ち込みつつも、まぁ何とかなるっしょ!と思ってたような気もする。


しかし、あのとき。二浪するのが当たり前だと思っていた自分を思い返すと怖い。両親も当然二浪させてくれると思っていたし。全てが甘過ぎて、過去に戻ってあの頃の自分にドロップキックを喰らわせたいくらいだ。


そんないろいろ様々な思いを喚起させる、このスカパラ超初期のライブアルバムなわけだが、先日の「レコードの日」にめでたくも初アナログ化をはたしたのである。
これと最初期の1989年に発売された「黄色いアナログ」が再発され、メジャー1stアルバムの「スカパラ登場」が初アナログ化されたのだった。


これは自慢なのだが「黄色いアナログ」を当時高校三年だった私は池袋WAVEで買っている。

手にとった瞬間、ものすごく興奮したのを覚えている。

ライブにも何度も足を運んだ。「世の中にこんなにカッコイイ大人がいるんだ!オレもいつかこうなるんだぜ!」と鼻息荒くしていた。

まぁともかく、それはもうとんでもなく、私の中で東京スカパラダイスオーケストラの登場はセンセーショナルだったのだ。


あれから三十年。いまだに聴き続けているのだから面白い。

これから三十年。ずっと聴き続けるレコードは一体何かな。


三十年後となると私も七十八歳になっているわけで、そもそもまだ生きているかな。

息子は三十六歳になっているな。もう結婚しているかな。

孫が出来たりしてるかな。

妻さんはまだまだ元気ハツラツで、今と同じく私にハッパかけまくってて欲しいな。

そんな光景のバックでは、きっとステキな音楽が流れていることだろう。

『人生はクローズアップで見ればシリアスだが、ロングショットで見ればコメディだ』って言葉を思い出した。

結構、いつも私のそばで寄り添っている言葉なのよね。


股旅。