その圧倒的なリアルとファンタジーの間で

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SPECIAL OTHERS ACOUSTIC が素敵に響く朝。
外壁に作られた小さな蜂の巣をどう駆除すべきかをぼんやり思案している朝なのです。

 

先日、妻さんと一緒に免許証の更新をしに所沢警察署に行ってきました。
妻とは誕生日が二日違い、そしてたまたま更新年が同じ、しかもお互いゴールド免許。
なかなかの偶然の揃い踏みだったわけです。

 

夫婦で更新に来たことを悟った受付の女性は、ちょっと驚いた様子で「一緒に更新なんてイイですね〜」と言ってくれました。
でも、講習を受け持った女性教官には、講習後に免許証引き換え用紙を受け取る際に妻のことを「え?娘さんですか?」と訊かれ膝から崩れ落ちて歯を全部折れてしまいました。

 

いやいや、それは幾らなんでもないでしょ!

 

と心の中で絶叫したのですが、以前、息子と公園を散歩してたらベンチに座っていた爺さんに「お孫さんかい?」と言われたことがあったことを思い出しました。
ずいぶん前、近所の定食屋で働く女性のことを、ずっと店主の娘さんだと思っていたら実は店主の奥さんだったって大いなる勘違いをしたことがあったことも思い出しました。

 

あれか……あの感じか……

 

自分が思っている以上に自分は老けて見られているっつー圧倒的現実を痛感している朝でもあるのです。

 

というわけで、親愛なる皆々様おはようございます。

 

SPECIAL OTHERS ACOUSTIC の次は、高田漣さんの『LULLABY』でも流しましょうかね。
近頃、どうにも高田漣さんの紡ぐ音が心に沁みるのです。
高田漣さんと云えば、言わずもがな伝説のフォークシンガーである高田渡さんの息子さんなわけで、どうやったらこの二方のような父子間の音楽性の継承というのが出来るのかな〜と思案させられるのです。
ちょっと憧れちゃうんですよね。

 

ボクはしがない床屋のおやじさんではありますが、何かしらを息子に伝えたいって思いが強いようです。
そんなのは息子が勝手に引き継ぐべきことをチョイスするものだってのはわかっているのですが、さりげなくそれをコントロール出来たらイイなぁなんて気持ちの悪い思いを抱いているわけです。
ダメですか?

 

さてと。
そんなわけで、今週も頑張りましょうかね。
ここ最近、数年ぶりのご来店となるお客さんが相次いでおりまして。
どれもこれも嬉しい再会でありまして。
そういうタイミングなのかも知れませんね。
この仕事続けてきて良かったなとしみじみ感じ入っております。

 

ともあれ、ありがとうございます。

 

DOODLIN’ BARBER SHOP 店主 拝

 

 

その先が見たい

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昨日今日とのんびりな午前ってこともあって、それじゃあこの好機を逃す手はないぜと庭の芝刈りと裏庭の草刈りをしている。
自分的には、これらもれっきとした仕事なので暇なことへのうしろメタファーはない。
何しろ店主独りで商っている身。
髪切りだけが仕事ではないのだ。
家族の後ろ盾があってこそ、店も維持できるというわけなのである。

 

そんなわけで、この日記を仕上げたら、また裏庭へとダイブしようと思う。
トカゲ、てんとう虫、バッタも出てきてて裏庭には早くも初夏の気配を感じた。

 

それはさておき、息子がレンタルしてきたDVD『STAND BY ME ドラえもん』と『GODZILLA ゴジラ』(2014年)と『毎日かあさん』が、どれも面白くてちょっと感動すらしている。
今朝、早起きして観た『キングスマン』も猛烈に面白かった。
多分きっとボクの面白ハードルが低くなっているってことではない。
多分きっと世の中には面白い物事がいっぱいあるってことなのだと思う。
それを感じられるか感じられないかは自分次第。
これからの余生は、つまらないなと顔をしかめることなく、どんどん面白がっていきたい。
さすれば、もしかしたら自分も面白い人間になれるかもしれない。
そしたらベリーラッキーだ。
ベリベリハッピーだ。

 

さてと。

裏庭が呼んでいるぜ。

Have You Ever Seen the Sea

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昨夜、息子(五歳一ヶ月)がベッドから落ちた。
幸いベッド下に布団が置いてあったので事なきを得たわけなのだが、そこに必ず布団を置くことを忘れずにいたのは妻ちゃんだ。
いつ何時でも、もしかしたら……と不測の事態をイメージして彼女は行動している。

 

正直なところ、ボクは息子は今まで落ちたことはないし、もう五歳なんだし落ちるなんてことないんじゃないかなぁ……と高を括っていたのだからゾッとする。
そしてゾッとしたとともに感動もした。

 

息子はちょっとだけ泣き声をあげたが、どこを痛がるでもなく御不浄へ行き、それからすぐにグッスリと眠りに落ちた。
ひょっとしたら、このように知らず知らずのうちに、妻ちゃんに息子も僕も命を助けられているのではないか……だなんてことを想像したからだ。
妻は「そんなことは当たり前だ」と取り合わないが、その彼女の「当たり前」に心動かされるのである。

 

話はとんと変わる。

 

中学生の頃、次兄がよく観ていたので一緒になって夢中になった『君は海を見たか」というドラマがある。
ショーケンこと萩原健一主演で脚本は倉本聰。
その他スタッフは「北の国から」のチームが担う人間ドラマだ。

 

それから三十数年、ボクの知っている限りでは一切再放送されなかったのだが、ここに来ていきなりケーブルテレビで再放送が始まったのだから小躍りが止まらない。

 

何しろ、ボクがこのドラマから受けた影響は計り知れないものがあるのである。

あまり口にしたことがないが、実はボクはこのドラマを見て日本大学藝術学部を志したのだ。
あれは高校生のとき。
次兄に借りた「君は海を見たか」の脚本を読んだのが切っ掛けだった。
読んでいると画面が脳裏に浮かびテーマ曲であるショパンの「ワルツ第10番ロ短調」が流れ出すのだ。

 

そんなことは今までなかったから驚いた。
文章でココまでイメージを喚起させることが出来るのだ。

まさに天才の所業とはまさにこのことだなと感じた。

ボクもそんなものをいつか書いてみたいな〜とおこがましくも思ったのが始まりだったのだった。

 

学生時代、しょうもない脚本をいくつか書いたが、その全てはこの「君は海を見たか」を教科書代わりに書いたものだ。
その後いくつかの脚本に目を通したが、これを超えるものにはまだ出会っていない。
上手いとか下手とか好きとか嫌いとか、そういう視点ではない上での話だ。

 

そして、今第三回の途中までを観たのだが、三十数年経ってもそのパワーは全く衰えておらず、ボクの胸を搔きむしりまくってくれる。
ただ視点は変わった。
今はボクも息子を持つ父親だ。

 

あ、書き忘れたがこのドラマはざっと

 

“一流企業に務める主人公一郎は早くに妻を亡くし、一人息子の正一、妹の弓子と暮らしている。
正一の世話は妹に任せきりで、家庭など顧みない仕事人間の一郎だったが、正一がウィルムス腫瘍で余命三ヶ月と医師に告げられてしまう。
息子の病気をきっかけに、一郎は父と子のふれあいを取り戻そうとする……”

 

こんな感じの物語である。

 

 

かつてはイメージしても到底届かなかった主人公の父親の気持ちが少しわかるようになった。
だから、みんなショーケン演じる主人公を責めないでおくれよと心底思う。
全十一回、心して観よう。
目をそらさずにね。
こういうドラマ、映画をまた作ってくださいよ。
よろしくお願いします。
あ、金曜深夜に放送中のドラマ『宮本から君へ』はいずれ伝説のドラマに必ずなると思います。
見逃せないですな。

素敵なお知らせ

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おはようございます。

 

久々に新しいデザインのオリジナルTシャツを作ろうじゃないかと思い立ち、尾道在住のデザイナー長友くんとせっせと連絡取り始めて数ヶ月。
やっとデザイン、色味、その他諸々が決まってきました。
どうにか今月末、もしくは来月頭には出来上がるような感じです。

 

ババーンと「DOODLIN’ BARBER SHOP」の文字を胸にって思いは当初からあって、じゃあどんなロゴにするかと思案してたら、これこれこれなんだよ!と思えるのが出てくるから面白い。

 

Art Blakey And The Jazz Messengersの『At The Free Trade Hall 1961』のジャケットを見てピピーンと来まくったボクは長友くんにすぐさま画像を送り「この感じで『DOODLIN’ BARBER SHOP』と描いて欲しい!」と依頼し、その数日後、長友くんから届いたものを見て再びこれこれこれなんだよ!と興奮させてもらいました。

 

説明しなければ、なかなか元ネタが JAZZ だとは気づけない感じってのがまたイイ。
そうなると、いちいち「これはですね〜」なんつって説明出来るわけで、そういうのが大好きなボクにはこの上なくジャストでフィットなデザインなわけです。

 

となると。
そんな気に入っているのなら、これをステッカーとバッジにもしようじゃないかと思いはじめるのは必然なわけです。
来月でココに移転して三年になりますし、じゃあ常日頃 DOODLIN’ BARBER SHOP を支えてくださっているお客様方にもれなく差し上げようじゃないかと。

 

そういうわけで、ご迷惑でなければステッカーとバッジをもらってやってください。
Tシャツの価格、色味、リリース時期などが判明次第、あらためてお知らせいたしますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

DOODLIN’ BARBER SHOP 店主 高崎哲平

そのさりげなさに憧れる

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怒涛のGWも終わり、んじゃそれでは恒例のアレをって感じで裏庭の草刈りを始めました。
電池が一回の充電で十五分しか持たず、今再度充電しながら、その合間にこの日記を書いております。
写真は裏庭から望む DOODLIN’ BARBER SHOP。
また違った表情を魅せてくれるのです。

 

今の気分、こんな時間にジャストフィットする音楽は何かなと数秒思案して、Jellyfish にしました。
近頃、何かとNeil Young を聴きがちなニールヤンガーと化していたので、今日もまたニールでヤンガーな感じでと行きそうになったところで、Jellyfish で回避。
どうでもいいことを書いているかとお思いでしょうけども、これって結構ボクの中では重要なことでして。
下手したら、今日一日の気分を左右しかねない事案なのです。
だから書きました。

 

そういえば、先日さりげなく誕生日を迎え、さりげなく四十七歳になりました。
妻さんから、これまたさりげなく誕生日プレゼントを頂戴したのですが、そのチョイスがまた秀逸。
『遊歩大全』『クシュラ奇跡』と云う二冊の本。
このどちらもボクが鼻くそほじりながらボンヤリ生きていたら、まずで会えなかったであろうものでした。
それが配偶者からもたらされ、しかもそれが良いものだって素晴らしいことだなと思うのです。
それじゃあボクもと思って、いろいろ思案してボクからも妻にプレゼントしているのですが、妻ほどのインパクトを与えることは出来ずじまいなのです。
そもそも考え過ぎ、狙い過ぎなのでしょうね。
妻の持つ爆発的なさりげなさに憧れながら、このまま歳を重ねて行こうと思います。

 

『遊歩大全』は、ボクは密かにトレッキングに憧れていたことが妻にモロバレだったってことなのでしょうか。
心と体と時間と懐の余裕が出来たら、是非ともはじめたいと思っていたので、この本はグググイと背中を押してくれることになるでしょう。

 

『クシュラの奇跡』は、息子の絵本をチョイスする際に、どうしてもボクの我が参入しがちだったので、それをググッと踏みとどまらせ、息子のためになるであろう本を純粋に選ぶことが出来るようになる手助けをきっとしてくれることでしょう。

 

本は良いですよ。
人生や生活を変えてくれる……とまでは言いませんが、潤いは与えてくれると思います。
その内容がハードなものでも残酷なものでも悲しいものであろうとも、本は思案する時間を与えてくれます。
いや、ちょっと違うかな。
思案する時間を作ろうって気持ちにさせてくれます。
いや、それもちょっと違うか。
そんな気持ちになってもイイかなぁ……ってチャンスを与えてくれることでしょう、多分きっと。

 

本を贈るって良いかもです。
自分が心動かされたから同じ思いを抱いて欲しいと贈るのもありですが、その人が感銘を受けるであろう本を選ぶってのも楽しいです。
気分的には、岡村ちゃんの名曲『あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう』の感じですかね。

 

そんな思いを込めて今度はボクが妻に本を贈ろう。
無難なチョイスではなく、あくまで攻めに徹したチョイスで。

 

 

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