今日から明日にかけて結構な雪が降るかもってな予報が先週から出てたので、雪かき用スコップを用意した。
今のところ降ってなくて、このまま肩透かしで終わることを切に願っているが、四歳十ヶ月の息子は降ってもらいたくてしょうがないようだ。
自分の幼少時を振り返ってみれば、間違いなく息子と同じリアクションをしてたのだが、いつの日からか雪が嫌になった。
先日、中学、塾、高校と一緒だったリョータがカットしに来てくれて「高校受験の前日に結構な雪が降って、前日だってのに塾帰りに雪合戦したよね〜」って話をした。
ムチャクチャ楽しかったのを覚えているから、中三までは雪が好きだったのかな。
あ、一応言っておくが、僕もリョータも翌日の入試は合格した。
ユルい青春である。
雪が楽しみでしょうがない息子は、今また『となりのトトロ』にハマっている。
昆虫や恐竜を好きになっていくなかで、いろいろと息子なりに卒業して行ったのだが、トトロだけは不滅のようだ。
もう百回は観ているだろうに、いろんな場面で息子はまるで初めて観たかのようなリアクションをする。
宮崎駿監督は偉大だ。
(監督が所沢在住であること、トトロの舞台が今住んでいる狭山丘陵であることが心の底から嬉しい)
きっと息子は、いつか生まれてくるであろう息子の子供にも『となりのトトロ』を観せることだろう。
僕や妻のように、目を細ませて、ちょっとウルっとしちゃったりしながらね。
時代は巡る。
喜び悲しみ繰り返し。
あゝスペクタクル。
外は雪が降る日特有の静けさだ。
こんな日はこれだねと Rei Harakami の『lust』を聴きながら、この日記を書いている。
自分の生活にBGMをつけるのは楽しい。
僕は僕が主人公の物語を生きている。
それでは股旅。