昨日、月曜日のこと。
早朝、昨晩WOWOWで放送されたのを録画しておいた竹原ピストルの武道館ライブを観る。
一曲目は「オールドルーキー」。
♪あの頃は。。あの頃は。。ってやってりゃあ そりゃあ酒も旨くなるさ
だけど俺はやめたんだ
そういうのはもうやめたんだ……♪
この曲の歌詞のこの一節にいつも胸を打たれる。
けれど今の気分じゃないなと観るのをやめる。
愛車のブレーキの調子が良くないので世話になっているクルマ屋に行
く。
店頭に置いてあったアバルトのフィアットにしばし見とれる。
毎度のごとく代車の国産車の高性能っぷりに驚く。
年末に自分で選曲したMIX CDを聴き、我ながらなかなかイイじゃないかと自画自賛する。
帰宅し、なんとなく確定申告の準備に取り掛かる。
それも長続きせず、読みかけだった本を手に取る。
が、それも長続きせずぼんやりと時間が過ぎ去る。
ぼんやりと先週の兄の誕生日に贈った『BLUE GIANT』の全10巻セットを兄はどう読むのだろうかと思案する。
息子は幼稚園なので妻さんと二人で昼食。
息子のことは大好きだが、二人で過ごす時間は穏やかで安らかな時間なので感謝して過ごすようにしている。
息子のことは大好きだが。
幼稚園から帰った息子を連れて福生に行く。
床屋さんのイベント。
友人たちが審査員をするので顔を出す。
会場前にあるリリーフランキーさんが武蔵美の学生時代に描いた壁画を眺める。
しかしこの建物も近々取り壊すかも知れないらしい。
そして保存しようという運動もあるらしい。
当のリリーさんは感傷的にもならず軽く「イイんじゃない」と言いそう。
でも、言わなそうでもある。
そこにあることが当たり前だったものがなくなるのは寂しいものだ。
じゃあ記念にと息子を壁画の前に立たせて写真を撮ろうとしたのだが、クルマにププッとクラクションを鳴らされて断念。
いや、ここ別に邪魔じゃないでしょと一瞬思うも顔に出すのを我慢する。
会場に入るが音のデカさに息子がビビる。
ヒゲ強面の多さに息子がビビる。
おまけに親父もビビる。
みんな優しくてイイ人ばかりなのだろうけども、見かけは正直怖い。
自分は違うぜと思っているが、多分僕もガチムチ強面なのだろう。
隣駅である牛浜駅前にある FUSSA GENERAL STORE に向かう。
お目当ては GUNG HO の ファティーグパンツ。
ずっと仕事用に欲しかったパンツなのだが、これは今まで流通していたストレートとは違って、ゆとりのあるワタリから少し強めにテーパードしていくタイプ。
イイじゃない。
気に入った。
先ほどとは打って変わって、息子は大はしゃぎ。
FUSSA GENERAL STORE の店主 閏間くんはやんわりムードだからかな。
帰り道のBGMは息子のリクエストでザ・クロマニヨンズの『GUMBO INFERNO』。
中でも、一曲目の「旅立ちはネアンデルタール」が息子のお気に入り。
その道すがらクルマ屋から見積もりが出たとの報告電話。
なかなか可愛らしい値段でほくそ笑む。
もう二、三日は代車の国産車にお世話になることになった。
ちょうどその二、三日で国産車の高性能っぷりに飽きてくるから面白い。
こうやって書いてみると、とても充実した一日だったっぽいのだが、なんだかちょっと物足りないと感じるのはナゼだろうか。
人は、多分きっと、その物足りなさを抱いたまま日々を過ごすのがベリー最高にちょうど良い塩梅なのだと思う。
そして股旅をする。