昨夜遅くのことだ。
何か変な音がすると言う妻さんに起こされて、調べてみたら音の発信源は息子のおもちゃ箱だった。
中を探るとウィンウィンと機械音を出しているおもちゃのショベルカーを発見。スイッチらしきものが見当たらないので、電池を抜き取ろうとするも、ドライバーがないと開けられない始末。
途方に暮れながら、工具箱のある部屋に向かう途中、ショベルカーが点滅をやめて泣き止んだ。
だがしかし、なんとなく音が聞こえる。こりゃあれだな。空耳だな。私も老いたもんだな。
と苦笑いしつつ電池を抜き出そうとしたら「まだ鳴っているのがあるよ‼️」と妻さんのシャウトが聞こえた。駆け寄ると確かに鳴っている。調べたら、ブルドーザーも鳴っていやがったから笑えた。
私は空耳ではなかったと、ちょいと安堵しながら、ブルドーザーの電池を抜き取った。ふむ……これはまさしくあれだな……と私はチャップリンの言葉を思い出していた。
Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.
(人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ……)
である。
当の本人たちにとっては、深夜をつんざくノイズのせいでげんなりするようなトラブルだが、はたから観たら最早コントなのである。
こういう眼差しで、自分の周囲で起こるものごとを見つめられるようになると面白く人生を生きられるんじゃないかな〜なんて思う。若いうちは、しょうもないプライドが邪魔してなかなか難しいのだが、五十路手前ともなるとちょっとだけ出来るようになるのだね。笑ったもん勝ちなのだ。
そんなわけで、DOODLIN’ オリジナルスウェットがようやく納品。大変お待たせいたしました。オープンエンド糸使用のボディが、予想以上に良い塩梅で大満足。
これ、良いです。良いです、これ。
ご注文、ご予約分プラス若干数作りましたので、店頭で実際に手を取ってからの購入も可能です。
是非とも‼️