息子が巨大な恐竜のおもちゃを買いました。自分のお金、貯めていたお小遣いとお年玉を使ってです。(正確には恐竜ではありません。映画『ジュラシック・ワールド』に登場する人間が作り出したハイブリッド恐竜で、その名は “インドミナス・レックス”)
息子は、自分のお金で買ったことが、とても誇らしく嬉しいようです。学校に行っている間、お店に置いておくから、これを見たお客さんたちの反応を教えて……なんてことを言うので、今、店のソファにはドドーンと息子の巨大な宝物が鎮座しています。
全長96cm。子供のおもちゃの範疇を悠々と超えたドキドキワクワクが止まらないアメージングなデカさです。案の定、お客さんたちのリアクションは大きく、息子にそれを報告したらえらく御満悦のようでした。
ボクはというと「やっぱりオレが求めているのは人間ドラマなんだよな〜」なんつって、映画『楽園』を観たり、その原作である『犯罪小説集』(吉田修一著)を読んだりして、そのシリアスさ加減にゲンナリしちゃったりしています。
人とは……やはり人間なんて……
などと呟きながら、遠い目をしちゃっています。重症です。
この傾向を、まだまだ引きずろうと思っていますので、次なりベリーシリアスなものを只今探索中。欲しているのは人間ドラマ。重厚なのを求めています。
などと言いつつ、ライトでイージーなものも同時に欲している自分がいたりするから不思議です。まあ、ただの気まぐれなんでしょうけど。
人はやはり……面白い。