今朝、息子がお気に入りの服を学校に着て行くのを躊躇っているので理由を訊いてみると
「これを着ていくとカッコつけ〜って友だちにからかわれるんだ」
とのこと。
お洒落をするってことは良い格好になりたいってわけで、友だちの言っていることは正しい。
で、カッコつけることの何が悪いの?
ってところがミソなのだろう。
ヤーイ、カッコマン!
と言われて、違う!違うんだよ!オレはカッコつけてなんかないんだ!
と叫ぶのもウソになるからな。
うむ、ヒジョーに難しい問題だな、コレは。
親として男として、ココをどう裁くべきか……
しばし思案して私は息子にこう告げた。
息子よ、そのからかってくる友人はきっと羨ましいんだよ。
カッコつけてて、カッコが決まっているからさ、それが羨ましいんだよ。
とココまで言って
「ん?どうなのそれ?」って自分でも思ったが、まぁいいだろ。
ともかく、自分はそういうことは言わないようにしようぜって息子に伝えた。
正解はない。
でだ。
この高田渡さんが生前撮りためた時代を切り取った写真を集めた写真擬(もどき)『高田渡の視線の先に』が素晴らしい。
写真集を観て、こんなにも胸がドキドキするのは初めてかも。
何気なく撮りためたものだからなのかな。
これもまた正解はないのである。