6年ぶりにリリースされた レッド・ホット・チリ・ペッパーズ の新譜を聴いている。
メンバー4人のうち、1人がすでに60歳で2人が今年60歳になるっつーんだから、来月51歳になる床屋のオヤジさんのしみじみは「いやはや、そんな年齢ですか、あゝそうですか……」と止まらないわけである。
で、このアルバムなんだが、若かりし頃の疾走感や勢いはない。
そりゃ当然である。
でも、長年かけて培ってきた味、熟成された渋みがそこにある。
これって、とても大事なことだと思うのだ。
あのとき、あの頃、ああだったから今のコレがある。
そこがちゃんと繋がっているかどうか、コレがミソなんだよなと思うのである。
そして、その線は鋭角な曲がり角はなく、流れるようなラインで滑らかであるべきだ。
自分や自分の仕事もそうありたいし、そうなりたい……なんて、ボンヤリ妄想するのが私は好きだ。
私が好きな時間の過ごし方だ。
さてと。
これから雨が降り出すらしいから、ビル・エヴァンスでも流しましょうかね。