おはようございます。
この二週間ほど、レコードが聴けませんでした。
耳障りなノイズが目立ち始めたので、あ〜これはとうとうレコード針が駄目になってしまったのだなと悟りましてね。
何が“とうとう” だったかと言うと、私が使用するカートリッジM44G専用の針を製造しているメーカー“SHURE”がフォノ製品の生産を終了して6年が経ちまして。
私がストックしていた針も、とうとうこれにて終了だったっつーわけです。
じゃあ、どうするべ……と思案してたのが、この二週間。
店内BGMはApple Music で流していたのですが、やはりどうにも温もりが足りない。
何より私の気持ちが昂ぶらなかったわけです。
そんな最中に救世主が出現。
なんとM44G用の針を作っているメーカー?店?を発見しましてね。
“本物には少々劣るが、それなりに良い音出すぜ!”
と言っているし、何より安い。
(SHURE針の国内在庫分の価格が信じられないくらい上がっているのです)
私はほとんど迷わずポチッとな。
そして昨日、その針が届いたのでした。
早速接続するも、カートリッジそのものが古いからか、なかなかちゃんと音が出ず冷や汗かいて膝から崩れ落ち諦めかけてたその瞬間 ♪ジャカジャーン♬ と期待を遥かに超えた音が出てくれましてね。
店内の空気が一変するのをビリビリ実感したわけです。
やはりレコードは違う。
それはただの気分だったり、ただの思い込みなのかも知れないけれど、順調に行けば来月53歳になる床屋のおやじさんは、そういう思い込みの尊さをよ〜く知っているので、全てがオーライなわけです。
気分と思い込みは無敵なのです。
私の中で同じような話になるのですが、ここ最近夢中で読み進めていた『邂逅の森』(熊谷達也 著) をとうとう読了してしまいました。
漫画以外で読書中に涙が出たのはホント久しぶりです。
読み終えるのが勿体無くて、終盤をちびちびゆっくり読んだのも久しぶり。
“やはり読書も最高だぜ!“
と痛感させて頂きました。
どうもごっつぁんです。
さてと!
次は何を読むかなぁ
どのレコードを聴こうかなぁ
どのプラモデルを作ろうかなぁ
こんなことを思案している時ほど幸福なこともあまりないよな〜としみじみ。
こんなふうにワクワク出来ることを、もう二、三個増やしていきたいものですね。
その辺は欲張りたいわけです。
それは私の“自由” ですから。
股旅。