今読んでいる『音楽の記憶』(印南敦史著)という本が面白い。
著者が好きな曲たちの、その向こう側にあるもの、その周りの風景と匂いを語ってくれている……って感じ。
なんだそれ?
自分で書いておいて意味わからなくなっているけども、つまりまあなんだかそんな感じの“記憶”と“経験”を軸にした音楽エッセイが集められている本なのです。
サブタイトルの “僕をつくったポップ・ミュージックの話” ってのも気に入りました。
なぜなら、確実に僕もポップ・ミュージックで作られているからである。
でもさっきですね。
近所のレンタルCD屋さんが、中古CDを大放出セールしてたんですけどね。
かなり安いんで、何枚か手に取って、んじゃまあ買いますか……お得だねウフフなんて思うんですけども、そんなのは一瞬で、すぐに気が萎えて「やっぱイイや!」となってしまうっつーね。
そんなのを何度か繰り返してましてね。
なんだかどうにも燃えなくなっている自分がいるんですよ。
ポップ・ミュージックで作られているはずのオレなのに。
今ちょっと僕の体内で音楽が飽和状態なのを感じてます。
何より欲しているのは『本』であり『文章』なんですよ。
なんなんですかね、これ。
だから、音楽そのものより音楽について語っているこの本がグッと来るわけです。
さっき読んだ『宇宙兄弟』の劇中での主人公 南波六太の父ちゃんの言葉「人生は勉強だ」もグイッと入って来ました。
なんなんですかね、これ。
なんだかココ最近、また竹原ピストルが僕の中で来ているんですよ。
それも、あまり聴かなかった『youth』ってアルバムがやけに来ている。
その中でも “ぼくの夢でした” って曲が特に来ている。
説明できない いろいろ様々な事象が、僕を作っているのである。