相変わらずこんな日常

店で邦楽を流しているとお客さんに驚かれることがままあるのです。

「日本語の曲が流れてるの初めてですよ!」

なんて絶叫されて、こっちの方が驚いているのです。

だって、自分的にはかなり邦楽をナイスチョイスしているつもりなんですよ。

ま、たしかに忙しいときには洋楽を流してることの方が多いかも。

日本語だとグイグイ脳内&体内に入って来ちゃうもんでしてね。

仕事のクオリティに支障が出ることはないけども、多少スピードが落ちるんですよね。

多忙のときには向かないかもですね、邦楽。

あ、インストの曲は結構流してますが。

だから、いつも週末に来てくださっているお客さんたちは洋楽が流れている印象なのかもな〜だなんて推測しているところです。

近頃こんな話題が続いたもんですから、棚の奥からおひさしぶりの邦楽のレコードを引っ張り出して、ついでに邦楽のミュージシャン関連の本も、またペラペラと目繰り返したりしてるのです。

ミュージシャンの “眼差し” が好きなんですよ。

世界の見方、人の見方、仕事の見方、いろいろと「ふ〜む、なるほどね……」と嘆息させられることがままあって、自分自身の生きる指針、これから店がどの方向へ向かうべきかの参考にさせてもらっているんです。

洋楽のミュージシャン本もたまに手に取りますが、生活スタイルも文化も違うし、スタイリッシュ過ぎてなんだかもう映画の中の憧れの世界って感じでね。

ちょっと、いやかなり遠いんです。

僕にとっては。

その辺をわきまえておくっつーのも必要なんだぜと己に言い聞かせるエブリデイであります。

相変わらず、こんな日常なのです。

股旅。

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