それもまた幸福

四十数年前、まだ小学生だったときに夢中になっていたプラモデル製作。
あの頃の自分と近い年齢になった息子が昨春にハマり始めたのに便乗して一緒に作り始めて一年が経った。

ずっとずっと苦手意識が強くて挑戦して来なかった迷彩塗装。
迷彩 or 単色だったら迷わず単色塗りをチョイスして来たのだが、これは乗り越えなくてなならない壁。

そういうタイミングというのは突然訪れるものなのだね。
不意に「よっしゃ!」と思い立ち、『タミヤ 1/35 レオパルト2A6戦車 “ウクライナ軍” 』でやってみたら案ずるより産むが易しとはこのことか。
まさにこのことであった。

多少、いや物凄く粗は目立つが初めてにしては上々の出来。
誰も褒めてくれないし、褒めてもらおうとは思わないもの、それが模型作りの真髄だと思うのだが、案外うまく行ってホクホクなのである。
「やれば出来るじゃん!」
とコッソリ己を褒めちぎっているのである。

この年齢になっても初めての挑戦が出来るというのはとても幸福なことじゃないか?どう?と思うのだ。

早朝や空き時間に独り黙々と打ち込む この趣味は、私に色々なことを与え教えてくれている。
仕事以外で「もっと上手になりたい!」と心底思えることがあるってことも、とても幸福なことだと思うのである。

これからの人生。
散歩と音楽鑑賞と模型製作。
この三つの趣味を心の拠り所にしていこう。

それでは股旅。

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