鬱陶しいオッサンで上等

本日。
私はシェービングの際に老眼鏡を装着すると云う大いなる一歩を踏み出しました。
これがもう見えて見えてしょうがない。
これでもう一本残らず毛をサーチ&デストロイ出来るっつー魂胆です。
老眼鏡……その言葉の響きに多少の後ろメタファーを感じてはいました。
英語では「Reading glasses」と呼ぶらしいですね。
さすがの前向きさ加減です。
老眼鏡……どうでしょう、ここらで新しい名前に代えませんか?
名前、それは燃える命ですから。
ちょっとなんかこう、装着することに誇りを覚えるような、そんなネーミングが望ましい。
知的、かつ文学を感じさせるようなのがイイですね。
夏目漱石先生あたりが素敵な呼び方をしてないかと調べてみたのですが、どうやら先生も作中で『老眼鏡』と表記しているようです。残念。
ともあれ、今後は仕事中、おもむろにシュターンと老眼鏡を装着し作業に取り掛かりますので、「あの野郎、伊達メガネか?気取りやがって!」などと一瞬たりとも思わぬようヨロシク願いたい限りであります。
何もかも、より良い仕事をしたいと云う思いからのものですから。
先日、ご来店してくださった中学三年生のお客様が、えらく忌野清志郎 & 甲本ヒロトに心酔しておりまして。
ヘタしたら、キミにとってお爺ちゃんぐらいの年齢なんじゃないかとからかいつつ『オレは「ザ・ブルーハーツ」と「RCサクセション」のライブを観たことあるんだぜ!ゲヘ〜』と鼻息荒く自慢しておきました。
そして、自分と同世代にもきっと大好きになれるアーティストが現れるよと言っておきました。
それと「それだったら、そこからさらに深くそこを掘って行こうぜ!」とも言っておきました。
もちろんドヤ顔で。
鬱陶しいオッサンで上等です。
かつては嫌悪したオッサンたち。
絶対あんたたちみたいにはならないぜと固く決意したものでしたが、今はそういうオッサンにならなくちゃダメだなと思ってます。
その気持ちわかるぜ〜などと若者たちに迎合しようとはせず、堂々と意固地になろうと思います。
よー、そこの若いの、オッサンたちや親たちにとことん否定されて、でもそれでも自分が大好きだと思えるものを大切にしろよ!って鬱陶しく言おうと思います。
「あんたたちには到底理解出来ね〜だろうな!」
と腹の底から笑って欲しいです。
さてと。
そろそろ寝ます。
おやすみなさい。

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