何気ない毎日が風のように過ぎて行く

十一月ってこんなに寒かったっけ?
毎年この時季に思う。
霜も降り始めたしいよいよそろそろ秋も終わりか。

と思ったら、今日路上でオオカマキリを見つけた。
羽も傷ついているし少々弱っている様子。
そりゃそうだ。
この寒さだしエサとなる虫もいない。

でも、昆虫好きの息子のためにと迷わず確保。
ついでにエサ探しをするも、やはり見つからない。
と思ったら、カナヘビがいたので捕獲。
オオカマキリと同じ虫カゴに放り込んでしばし仕事に没頭。
小一時間経って見てみたら、やはりオオカマキリに食べられてしまっていた。
南無阿弥陀。
このところ再び 銀杏BOYZ が僕の中でキテいる。
聴いていると泣きそうになるのはなぜなんだろうか。
四年前に出た2ndアルバムは、何故か何故だか聴けずにいたのだが、今こそチャンスだなとレンタルして来た。

一聴してポカーンとした。
得てして、最初にとっつき辛いアルバムは後々グググと込み上げてくる何かがあるもの。
でも、このアルバムは今後自分に何かしらグググと来させることはないだろうな……と思っていたら大間違い。
さっきスゲー込み上げて来た。
いきなり突然やって来た。
多分今の自分のこの揺さぶられまくっている気持ちのことを『感動』って言葉で現すのだろうと思った。
四十路半ばにもなって、何故またこんな音楽で?とも思うが、四十路半ばだからこそ来た……そんな感じだ。
さてと。
Art Tatum でも聴いて寝るかな。
もし、少年時代に Art Tatum のピアノと出会っていたら凄い衝撃を受けたかも……なんてことをよく妄想する。
残念ながら、僕がArt Tatumを初めて聴いたのは結構オッサンになってからなんで、物凄くナイスなタイミングを見計らって息子に聴かせてみようと思う。
そういうことを息子にいっぱいやっちゃおうと企んでいる。
それでは股旅。

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